お星さまはなんでもかなえてくれます;-)。
quote:人気のあるアップル社のオンライン音楽配信サービスのあとを追う形で,マイクロソフト社もネットでの音楽販売を開始する予定であるという。この市場には競争相手がひしめいているが,マイクロソフトにとって問題になるのはアップルのみだとの見方がある。ウインドウズメディアのデジタル権利管理(DRM)はウインドウズPCで使うことができるので大きな助けになるが,ユーザーが使いやすさと魅力を感じるかどうかにかかっている。だがマイクロソフトには,ブラウザ戦争で証明したように,参入が遅れても追いつく能力がある。
西欧では2004年に颯爽とブレイクしたネットでの音楽販売が,2009年には年間35億ユーロの売り上げになるという調査結果が出ている(Zeropaid.comの記事)。完璧に後塵を拝している日本なんだけど,CCCDにさんざんダメ出しされたからと云って普通のCDに戻ったりしたらもっと間抜けだ。CCCDをなかったことにしたいならオンライン販売だけに絞るべきだろう。出版について,紙を捨てた者の勝ちだと述べた(過去記事)。音楽も同じで,最初にメディアを捨てた者が勝てる。CDだのMDだの云ってる時点でどぉしようもない腑抜けなのである。iTMSが標準になりつつあるが,それはかえってありがたい。ウインドウズ環境ではiOpenerのおかげで,よりiTMSのファイルが扱いやすくなってきた(iOpenerのダウンロードはhymnプロジェクトのページから)。アップルのフェアプレイDRMの詳細はDaeken's weblogのページで。
DVDが普及したのはDeCSS,DVD Decrypter,OSExなどがあったからである。iTMSも順調に同じ道をたどっていてうれしい;-P。
なんにしても,いま日本で音楽をつかさどっている人たちが望んでいるような社会など未来にはない。あっても壊されるだけだ。壊されたからDVDは普及した。最初から壊されるのだからなくても同じだと思うが,まぁプロテクトしなきゃ始めさせてくれないというのだからしたらいい。結局はいまのアップルと同じ憂き目をみるだけだ。MSのウインドウズメディアDRMをクラックした話はほとんどきかないというかもしれないが,その筋の人によるとMS対策の方が手慣れたものなので,アップルよりも楽だと云う。登場から結構な時間が経ったのに,プロテクトを外したくなるファイルがないのがウインドウズメディアDRMの現状である。願わくば,クラッカーがこぞって手に取ってくれる状態になるよう,星に願いをかけるんだね,レドモンドのみなさん。
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